最低気温が氷点下3度を下回る日が続いたり、降雪した日もあって、寒さに耐えながら健気に咲いていたクレマチスの花もさすがに霜枯れしてしまった。でも花被は駄目になっても、花糸や蕾がまだ生き残っているのは、より重要な部位ほど耐寒性が高いということなのか。
花糸だけになっても、なんとも言えない絶妙な色合いで、まだまだ綺麗。
オレンジ寄りの鮮やかな色に発色する(写真は実物よりも赤っぽく写っている)のと、葉幅がとても広い。葉が密にならず全体的にゆったりとした印象を受ける姿のイオナンタ。
'Rio Grande'という個体名で購入したけど、他所では聞いたことがなくて由来も分からない。Rio Grandeはメキシコ最北部、アメリカとの国境を流れる川なので、その流域にイオナンタが自生しているとは考えにくく、採集地を指しているのではなさそう。ただ、いずれにしてもメキシコ産だろうとは思う。
本来はもっと大型になる個体だと思うけど、これまでは体力不充分で開花したり、子株を吹きすぎたりして、十分に大きくならずに咲いてしまっている。なので花後に株を割って、一つは少し遮光した場所に移してみようかと思案中。