2021-12-24

Clematis 'Viennetta' クレマチス ‘ビエネッタ’

 

Clematis 'Viennetta'  クレマチス ‘ビエネッタ’Clematis 'Viennetta'  クレマチス ‘ビエネッタ’Clematis 'Viennetta'  クレマチス ‘ビエネッタ’

こんな季節にクレマチス'ビエネッタ'が花盛りになってる。入手以来5年でこんな季節に咲いたことはなかった。蕾も含めると1ダース以上、今も続々と開花している。

早々に寒さでダメになると思っていたけど、氷点下の朝を経ても痛んだ様子が全然ない。それどころか寒さで花持ちが良くて、咲き始めてからずいぶん経つのに散る気配が一向にない。出蕾から開花まで寒さの中で成長したからか花被が厚くて緑がかっていて、初夏に咲く普段の花とはぜんぜん印象が違う。これはこれで綺麗。

このクレマチスの隣で咲いているサザンカの花は、暖色の派手な花なのに冬の花のイメージが強いからか、見ると寒さを感じてしまうのに、このクレマチスの花を見ると寒さが和らぐ感じがするのが不思議。 

2021-11-07

Tillandsia ionantha var. stricta forma fastigiata
ティランジア・イオナンタ変種ストリクタ品種ファスティギアータ

Tillandsia ionantha var. stricta forma fastigiata ティランジア・イオナンタ変種ストリクタ品種ファスヘーゼルナッツ‘ピーナッツ’ ‘ヘーゼルナッツ’
凄くコンパクトなイオナンタ。品種ファスティギアータっぽさがちょっと薄く、基本変種ストリクタに近い姿。

かなり状態が悪いボロボロの小さな株だったのを、小さい割に葉数がやけに多いのが気になって買ったのが2年前。最初の1年くらいはイジケたままで全然育たず、枯れてしまうかと思ったけど、昨年秋くらいから急に育ち始めてほぼ綺麗な姿になった。

今の雰囲気的には小型で大きくならない系統な気がするけど、もう何年か栽培したときにサイズと姿はどう変わるかな。



2021-11-04

Tillandsia capillaris

Tillandsia capillaris ティランジア・カピラリス
手をかけず放置しているのが良い方向に効いたのか、ガッチリ感も白さもイイ感じになってきた。

今さら気がついたけど、この株は自家結実しないのか。

2021-11-03

Tillandisa ionantha, White flower form

Tillandisa ionantha,  White flower form ティランジア イオナンタ 白花
開花を見逃しちゃった。葉の反りが少なくて壺型に育つタイプの白花で、Tillandsia ionantha 'Druid'みたいに少し赤みを含む発色。購入時のラベルではT. ionantha forma albifloraと学名の体裁で書かれていたけど無効名。

今回は本来のサイズよりも小さめで開花していると思う(それでもドルイドより一回りは大きい)。次の開花時はもっと大きくギュッと詰まった壺型になって欲しい。 




2021-11-02

Tillandsia ionantha 'Fuego de Tincto'
ティランジア・イオナンタ ‘フエゴ ド ティンクト’

 

Tillandsia ionantha 'Fuego de Tincto' ティランジア・イオナンタ ‘フエゴ ド ティンクト’Tillandsia ionantha 'Fuego de Tincto' ティランジア・イオナンタ ‘フエゴ ド ティンクト’


「紐状のフエゴ」という個体名の通り、細長く育つ小さめのイオナンタ。

継続的に茎を伸ばすのではなく間欠的に伸長する感じ。普通のフエゴの姿だったのが急に茎を伸ばして2段重ねのような感じになり(写真2枚目)、その後は目立って茎が伸びることなく育って開花。多分、花芽形成が不安定で花茎の先端が花序に分化できずに再成長しがちな変異株(viviparousに近いか、viviparousそのもの?)だと思う。Tillandsia ionantha 'Rocket'と同じ変異なのかな。

この後どんな姿の群生株になるか楽しみ。 

2021-11-01

Cattleya cernua, C2008(Hawaii pterocarpa X Nagai 2)
カトレア・セルヌア

Cattleya cernua, C2008(Hawaii pterocarpa X Nagai 2) カトレア セルヌア

2019年の東京ドームラン展で買ったC.セルヌアが咲いてくれた。育てているというより放置してあるだけなのに健気。

大輪丸弁が「良い花」らしいけど、自分は小輪で尖った花被が「セルヌアらしさ」だと思っているので、この花は自分の好みにピッタリ。 どんな花が咲くのか楽しみにしていたけど大当たりを引いたと思う。

あとは花被が細めで野性味たっぷりのが一株欲しいかな。

2021-10-27

Tillandsia ionantha 'Sumo Size White'
ティランジア・イオナンタ ‘スモウサイズホワイト’

Tillandsia ionantha ’Sumo Size White' ティランジア・イオナンタ ‘スモウサイズホワイト’

この株はTillandsia ionantha 'Druid'としてタイから輸入されて安価に売られていたもの。でもこれは明らかにドルイドじゃない。RainforestFloraからTillandsia ionantha ’Sumo Size White'として販売されているものと同株だと思う。

ドルイドと比べると非常に大型/鱗毛が細かい/開花時の発色に赤みがない/葉の幅と長さの比が違うなど相違は明らか。確証はないけどスモウサイズホワイトはガテマラ産の系統だろうと思う(ドルイドはメキシコ由来)。

ドルイドとスモウサイズホワイトはどちらもイオナンタの白花変異という大きな共通点があるけど、それ以外の点ではむしろ全くの別物。ドルイドの可愛さやオレンジがかる発色と、スモウサイズホワイトの迫力や明るく透明感のある色合いは、美しさの方向性がまるで違う。両方を育てて比べることで、双方をより美しく感じられると思う。だから両者が一緒くたに「ドルイド」とラベルされて流通している現状はとても残念。

イオナンタの白花を一つだけを栽培するなら、自分はスモウサイズホワイトを選ぶ。純白の花と澄んだクリーム色の組み合わせがシンプルにきれいだし、何でも大きければ良いというワケではないけど、このスモウサイズホワイトに関しては大きいことが良い事だと思える。それに栽培環境をあまり選ばずきれいに発色してくれるのも長所(ドルイドは本当にきれいに発色させるには栽培環境に意外とうるさい)。

スモウサイズホワイトはタイで大量に生産されているようだけど、タイ生産のティランジアの一部は日本の気候への馴化に苦労することがある。輸入後1年以内くらいは良い状態に見える株があっさり枯れることも多い。写真の株も輸入直後の群生株(なんと500円という破格だった)を「1芽だけでも残れば儲けものかな?」と考えて購入したら、予想通り群生の大部分が枯れていき、一年後に生き残っていたのは本当に1芽だけだった。そこからさらに一年半の栽培を経て開花したのが写真の姿。