2022-04-17

Tillandsia usneoides 'Curly', Yellow flower form
ティランジア・ウスネオイデス 黄花

Tillandsia usneoides, Yellow flower form ティランジア・ウスネオイデス 黄花

「黄花だ」と言われて買ったウスネオイデスを咲かせたら普通の緑花だったことが今までに1度ならず2度までも…今回は3度目の正直。想像していた以上に真っ黄色の花だった。

花弁が幅広なこともあって、通常の緑花よりもよく目立つしカワイイ。香りも普通の緑花ウスネオイデスよりもマイルドで少し違う気がする。

これで我が家のウスネオイデスは緑花、黒花、茶花、黄花と揃った。あとはアルゼンチンに産すると噂で聞いたことがあるオレンジ花か…実際にあるのかな?


Tillandsia usneoides, Yellow flower form ティランジア・ウスネオイデス 黄花

でもコレ、本当にウスネオイデスなのか?花色の違いだけではなく、普通のウスネオイデスと形態的に明らかに異なる特徴がいくつもあって、T. duratiiT. streptocarpaぐらいの相違はあると思う。

ネット検索してみるとペルー産だとか、Tillandsia crocataとのハイブリッドじゃないかとか書かれていて、由来がよく分からない。

ウスネオイデスが片親の自然交雑種あるいは交配種である可能性はあるけど、入手した株にはシードポッドがたくさんついていて稔性はある。だから生産元では実生でも殖えていそうだけどクローンはよく揃っている。種間交雑であれば稔性がない可能性が高いし、稔性がある場合ならF2で形質がバラけて様々なクローンが混ざるはず。

それに交配による作出や、ナーセリーでの交雑で出現したなら、これだけ特徴があって観賞価値も高いのだから園芸種名が付与されて、繁殖初期の数が少ない頃には非常な高価で取引され、その経緯や出自も伝聞に残りそうなもの。

さらに、T. usneoides 'Yellow Flower'ではなく、主にT. usneoides 'Curly'として流通しているところも「山採品の入荷時に花がなくて黄花と気づかれずに葉の特徴で'Curly'と名付けられた」と考えれば辻褄があう。

考え合わせると野生由来の原種である可能性が高いんではないかと個人的には思うけど、採集地なり何なりの来歴がはっきりしていないのがとても残念。原種であることが明確ならばウスネオイデスとは別種、あるいは最低でも変種として扱うのが妥当と思える。


2022-04-15

Paeonia japonica
ヤマシャクヤク

 

Paeonia japonica ヤマシャクヤク
大好きなヤマシャクヤクが今年も咲いてくれた。

Paeonia japonica ヤマシャクヤク
元気に年々大株になってくれるのは良いけど、ワサワサと繁りすぎというか、山野草っぽい風情がない感じはある。ここ2年は施肥もしていないけど、秋に庭木の落ち葉が積もる場所なので土は肥えていて、ヤマシャクヤクにとっては居心地がいいみたい。

毎年、花柄摘みも採種もしていないので、周囲にはこぼれ種からの実生がポツポツと生え始めていて、あと数年すれば開花するものも出てきそう。

自生地でも手つかずであれば大群落を作っているんじゃないかと思う。一度は野生のヤマシャクヤクを見てみたいけど叶わないだろうなあ。

2022-04-10

Lachenalia aloides var. aurea
ラケナリア・アロイデス変種アウレア

Lachenalia aloides var. aurea ラケナリア・アロイデス変種アウレア
ベランダでラケナリアが咲いた。

15年ほど前に、深いポリトロの底に小さな穴を一つ開けて、赤玉+腐葉土を3 cmくらい敷いて、その上に軽石の細粒を7分目くらいまで満たして南アの小球根を数種植えた。その後は2階南側のベランダに放置して、潅水も施肥も、草取りすら一切していない。

ポリトロも劣化してボロボロだし、数年前に侵入したタンポポがのさばってるけど、植えた球根類の殆どは逞しく生きて、季節になると毎年開花してくれている。

2022-04-02

純血じゃないかも…

ティランジア・ストリクタ交雑?

めっちゃ濃色のストリクタが咲いた…と思っていたけど、開花から10日経っても花が終わっていなくて、ストリクタにしては花持ちが良すぎる。それに雌蕊が突出してきたのもストリクタらしくない。

交雑種の可能性が濃厚かもしれない。でも姿や触感などはほぼストリクタなワケで、片親の見当がつかない。